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NK細胞とは1980年代から日本人の死因の首位を占めるがん。原因は未解明だが、長生きとのかかわりが深いようだ。体内では1日に10兆個ともいう細胞が分裂しているが、健康な若者でも1日数千個ずつがん化するという。それでもがんにならないのは免疫系の働きで、がん化した細胞が異物として、くまなく殺されるからだ。この機能を担うのが、75年に発見された、リンパ球の一種、NK細胞である。 NK細胞は、ウイルスが感染した細胞も即座に発見して殺す。免疫の基本的担い手である通常のリンパ球の機能は、高齢化しても維持されるが、NK細胞の機能は年齢とともに低下するほか、個人差もある。精神状態や疲労の影響も敏感に受けるという。長寿とがん、ストレスと抵抗力、免疫学には現代社会の謎を解くカギがある。
2003年7月20日(Sun)
全国 朝刊
11頁(解説) 01段 330文字
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