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[HotSpot・Q&A]IAEA追加議定書とはとはQ 原子力開発を進めるイランに米欧などが署名をせまる「追加議定書」とは何ですか。 A 国際原子力機関(IAEA)の保障措置(核査察)協定の追加議定書を指します。ある国の施設に核開発の疑いが持たれた場合、その国が疑惑を否定しても、IAEAが独自の判断で査察できる規定です。日本を含む三十三か国が締結しています。 従来の保障措置協定に基づく査察は、締約国が申告した原子力施設のみを対象とし、ウラン、プルトニウムなど核物質の出入りを検証します。未申告の施設は対象外で、秘密裏に核開発が進められた場合、手も足も出ません。 一方、追加議定書を締結した国に対しては、未申告施設にもIAEA査察官が二十四時間前の事前通告で赴き、土壌や空気中の放射能を分析することができます。いったん核物質が持ち込まれた施設でその痕跡を完全に消すのは困難です。犯罪捜査の「鑑識」に当たるこの手法で、核開発に手を染めた国に物証を突きつけられるわけです。 公表せずにウラン濃縮工場建設や天然ウラン輸入を行っていたイランには、原子力開発の「透明性」を高めるよう国際社会から圧力が強まっています。(国際部 緒方賢一)
2003年6月20日(Fri)
全国 朝刊
06頁(外A) 02段 481文字
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