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[ミニ時典]物価スライドとは前年の消費者物価指数の変動に応じて、毎年四月から厚生年金や国民年金の給付額を自動的に改定(スライド)する制度。前々年暮れに発表される政府経済見通しをもとに給付水準を決め、実際の消費者物価指数に基づいて最終的な給付額を決める。一九七三年の年金法改正で導入され、石油危機後の狂乱物価では、給付を増やして年金の実質価値の目減りを防ぐ働きをした。 しかし、デフレ時への対応は政府内で合意がなく、時々で対応が異なった。消費者物価は一九九九年にマイナス0・3%になって以降、二〇〇二年まで四年連続で下落したが、高齢者の暮らしに配慮する与党の政治的な判断から、引き下げが実施されたのは昨年分だけ。二〇〇一年までの三年分(1・7%)は政府が特例法を定めて引き下げを見送ってきた。(実)
2003年12月2日(Tue)
全国 朝刊
02頁(二面) 01段 333文字
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