| トップ | 人気記事 | ヘルプ |
日歯連献金問題還流させ5000万円裏金に吉田前議員を利用とは◆地検、使途解明図る 「日本歯科医師会」(日歯)の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が二〇〇二年以降、吉田幸弘前衆院議員(42)(昨年十一月の総選挙で落選)に政治献金したことにし、計5000万円を戻させていたことが十九日、関係者の話で分かった。日歯連側と吉田前議員との間の資金のやり取りは現金で行われており、日歯連側に還流した資金は裏金となった可能性が高い。日歯連の政治活動資金については、日歯会長を兼務する日歯連会長の容疑者(73)が事実上の決定権を握っていたことから、東京地検特捜部は今後、同容疑者を追及し、還流資金の使途などの解明を図ると見られる。〈関連記事39面〉 関係者によると、二〇〇二年以降、日歯連の会計担当を務めていた常任理事の容疑者(63)が吉田前議員に、2000万円と3000万円を現金で渡した。吉田前議員は、受け取った資金を周辺関係者に預けて保管した後、再び容疑者に戻していた。この還流工作は容疑者の指示に基づくものだったとみられる。 この資金について、日歯連、吉田前議員側双方の政治資金収支報告書に記載はないが、日歯連の内部帳簿には支出を記す必要があったため、吉田前議員にいったん献金した形をとることで、裏金化を図ったと見られる。 、両容疑者らは、診療報酬の改定を巡って、中央社会保険医療協議会の元委員・容疑者(73)(元社会保険庁長官)ら二人に計約330万円のわいろを渡した贈賄容疑で逮捕されている。 容疑者は二〇〇〇年四月、日歯と日歯連の会長に就任して以降、歯科業界の要望実現のため、政官界に働きかけを繰り広げており、特捜部は、吉田前議員から還流させた資金の使途に注目している。 吉田前議員は歯科医出身で一九九六年に新進党(当時)から出馬し、初当選。二〇〇〇年には自民党から出馬し、再選されたが、昨年の総選挙で落選した。日歯連は容疑者が会長になってから、吉田前議員への支援を強化。日歯連の収支報告書によると、二〇〇二年までの三年間で、国会議員で最高の計1億1750万円を献金している。 吉田前議員側への献金を巡っては、日歯連の収支報告書に二〇〇一年五月の1000万円、二〇〇二年五、八月の各500万円の計2000万円が記載されていなかった。特捜部は二月、この政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で、日歯連などを捜索した。 読売新聞は今月上旬、容疑者や吉田前議員に還流資金に関する質問状を出したが、十九日までに回答はなかった。
〈政治資金収支報告書〉政治資金規正法に基づき、政治団体の一年間の収入、支出などを記載した報告書。支払う側は5万円以上、受け取る側は5万円超の寄付について、名前や金額、時期などを明記しなければならない。翌年三月までに総務相あるいは都道府県の選挙管理委員会に提出し、公表される。
図=日歯連と吉田幸弘・前衆議院議員の間の資金の流れ
2004年4月20日(Tue)
全国 朝刊
01頁(一面) 06段 1206文字
共通のキーワードを含む商品
Supported by 楽天ウェブサービス
▼ YOMIURI ONLINE 直近2週間のYOMIURI ONLINE速報記事より
|
|
| ▲この画面の上へ Powered by Techfirm |