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[HotSpot・Q&A]ミサイル規制、取り決めは?とはQ 核兵器拡散を防ぐための国際的取り決めとしては、核拡散防止条約(NPT)がありますが、ミサイル技術拡散を防ぐ取り決めはあるのですか? A ミサイル規制の国際的枠組みには、「ミサイル関連技術輸出規制(MTCR)」と「弾道ミサイル拡散防止の国際行動規範(ICOC)」があります。 MTCRは、ミサイルとミサイル関連技術の拡散防止を目的に一九八七年に発足し、日本や米国、フランスなど先進国を中心に三十三か国が加盟しています。しかし、先進国から開発途上国への技術移転防止が主目的だったため、途上国側からは反発の声が出ました。 そこで、規制の網を広げようと昨年十一月に採択されたのがICOCです。〈1〉弾道ミサイルの開発・実験・配備の自制〈2〉大量破壊兵器開発・保有が疑われる国の弾道ミサイル計画を支援しないこと〈3〉発射実験時の事前通報――を取り決め、百二か国が参加しています。 ただ、MTCR、ICOCともに、違反への罰則規定はない”紳士協定”です。北朝鮮、中国、イスラエル、インド、パキスタンなどは、不参加です。このため、「MTCR、ICOCともに、ミサイルを拡散させたくない国だけの集まりで、拡散防止の効果には限界がある」(軍備管理専門家)との指摘があります。(国際部 吉田健一)
2003年5月10日(Sat)
全国 朝刊
07頁(外A) 02段 533文字
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