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ピロリ菌とはとはらせん状の体にべん毛を持つ細菌で、正式名称は「ヘリコバクター・ピロリ」。胃の中は強い酸性で、普通の細菌なら死んでしまうが、尿素を分解するウレアーゼという酵素を出してアンモニアを作り、胃酸を中和して生息する。 1984年に豪州のバリー・マーシャル医師が自分で菌を飲み、胃炎の原因になることを証明した。患者の発生状況の調査や動物実験から胃がんとの関係も疑われている。 感染者は世界人口の半数以上、日本人でも40歳以上なら70−80%に達するとされる。ただし感染しても何の症状も起きない人がほとんど。感染経路はまだ明確ではないが、幼い時期に菌の付いた食品・水や食べ物の口移しなどでうつると見られている。 菌の有無の検査法には、胃カメラで粘膜の一部を採取して調べる方法のほか、息を分析してウレアーゼが胃の中にあるか見る方法、血液中の抗体を測る方法があり、潰瘍と診断された患者なら、いずれも健康保険が適用される。
2003年6月7日(Sat)
全国 朝刊
32頁(健康) 01段 398文字
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