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ネットカフェで暗証番号盗み1600万円引き出す窃盗容疑などで2人逮捕とはインターネットを使って、他人の銀行口座から約千六百万円を引き出したとして、警視庁ハイテクセンターと中央署は六日までに、川崎市宮前区土橋、容疑者(35)を不正アクセス禁止法違反、窃盗などの疑いで逮捕した。 また、窃盗容疑の共犯として東京都文京区大塚、会社員容疑者(27)を逮捕した。容疑者は、インターネットカフェのパソコンに、入力情報を記録できるソフトをあらかじめ仕掛け、ネットバンキング利用者の暗証番号などの情報を入手していた。 調べによると、容疑者は昨年九月十八日、渋谷区内のインターネットカフェのパソコンから不正に入手した都内の自営業男性(43)の口座番号、暗証番号を使い、外資系銀行にあった男性の口座から別の架空口座に約千六百五十万円を送金し、容疑者に指示して千六百万円を引き出した疑い。 容疑者は、キーボードに打ち込んだすべての情報を記録するソフト「キー・ロガー」を、二年前から都内のインターネットカフェ十三店舗のパソコンにインストール。数週間ごとに、それぞれの店を訪れて、暗証番号やパスワードなどを入手しては、他人の銀行口座をのぞいていた。逮捕時に、銀行やクレジットカードの暗証番号など七百二十件と出会い系サイトの女性利用者のプロフィル百九十五件をネット上に保管していた。警視庁は余罪があるとみて調べている。 「キー・ロガー」は、インターネットでだれでも無料で入手出来るうえ、ネットカフェのパソコンにインストールしても簡単には気付かれないという。警視庁は、「暗証番号などの情報が盗まれる危険性がある」と、ネットカフェ利用者に注意を呼びかけている。 ◇ 〈メモ〉インターネットカフェ 1時間当たり300―500円払うと、店内に設置されたパソコンで客がインターネットを楽しむことができる喫茶店。フリードリンク制で、24時間営業が多い。 都内には240軒以上あるが、ほとんどの店で通信記録の保存や身分確認が行われていない。身分が隠せることが悪用され、メール脅迫事件やネットオークション詐欺事件などで発信先となるなど、ネット犯罪の舞台になるケースが増えている。
2003年3月6日(Thu)
全国 夕刊
18頁(夕2社) 04段 890文字
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