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[HotSpot・Q&A]インドネシアでの分離独立運動の現状は?とはQ インドネシアに見られる各地の分離独立の動きについて教えてください。 A インドネシアは、東西約五千キロに広がる約一万の島々に、三百余の民族が共存する多民族国家です。 スハルト旧政権は国軍の力を背景に強力な中央集権体制を敷いた独裁でしたが、一九九八年に崩壊し、「民主化」の機運が高まります。後継のハビビ大統領は、国軍による弾圧が国際的な批判の対象となっていた東ティモールの分離を容認する発言をし、その後、封印されていた各地の分離独立運動が一斉に表面化しました。 東ティモールではインドネシアとの併合存続を望む勢力もありましたが、九九年八月の住民投票で独立が決まりました。現在、分離独立運動が激しいのは、最もイスラム色の強いスマトラ島北端のアチェと、隣国パプアニューギニアとの統合構想を抱くパプアです。石油資源に恵まれたスマトラ島リアウや東カリマンタンは連邦国家への改編を求めています。 インドネシア政府がアチェなどの独立に応じないのは、分離独立がこれ以上相次げば、領土の一体性どころか国家の分裂さえ懸念されるからです。現在のメガワティ大統領は「建国の父」スカルノ元大統領の娘だけに、なおさらその思いが強いのかもしれません。(国際部 吉田健一)
図=インドネシアの主な分離独立運動問題
2003年5月28日(Wed)
全国 朝刊
07頁(外A) 02段 534文字
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