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[HotSpot・Q&A]アフリカの紛争と域内機構の対応とはQ アフリカの地域紛争解決に、域内機構はどう取り組んでいるのですか。 A アフリカには昨年発足したアフリカ連合(AU、加盟五十三か国)のほか、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、南部アフリカ開発共同体(SADC)、東部の政府間開発機構(IGAD)という三つの地域機構があります。 特に地域紛争解決に積極的なECOWASは、十五か国の加盟国間の紛争解決をはかる常設調停委員会を設置したり、平和維持軍を組織したりするなどしています。シエラレオネに武力介入して民政移管を達成(一九九八年)したほか、リベリアではゲリラを武装解除し一時的に紛争に終止符(九七年)を打ちました。 逆に、介入が問題を悪化させた例もあります。豊富な地下資源をもつSADC加盟国のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で内戦が起こった九八年、SADC内部に反対意見があったにもかかわらず、加盟三か国を含む五か国が利権絡みともいえる軍事介入を行って戦火が拡大、多くの住民が犠牲となりました。 一方、AUは、紛争解決に無力だった前身のアフリカ統一機構(OAU)の教訓を踏まえ、紛争解決のために「平和・安全保障理事会」を設立して常設軍を設置、戦争犯罪や大虐殺が発生した際、加盟国に派兵できる仕組みの確立を目指しています。(国際部 林英彰)
2003年7月7日(Mon)
全国 朝刊
07頁(外A) 03段 541文字
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