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[HotSpot・Q&A]なぜ「北」は不可侵条約結びたい?とは

 Q なぜ北朝鮮は、米国に対して不可侵条約の締結を求めているのですか。

 A 北朝鮮の意図は、不可侵条約を結ぶことによって、自国の体制が軍事力によって転覆されることはないとの保証を取りつけることです。

 北朝鮮は、米ブッシュ政権の強硬な北朝鮮政策に危機感を抱いています。

 クリントン前政権は、米朝枠組み合意(一九九四年十月)の中で、北朝鮮に対する核の不使用を保証していました。米朝共同コミュニケ(二〇〇〇年十月)では、互いに敵意を持たないことを宣言しました。

 これに対してブッシュ政権は、北朝鮮の大量破壊兵器開発をとらえて「悪の枢軸」国の一つと呼び、高濃縮ウランによる核兵器開発という新たな疑惑を指摘。脅威となる国に対して先制攻撃も辞さないブッシュ・ドクトリンを掲げました。北朝鮮から見ると、体制保証が遠のきました。

 北朝鮮は一九七〇年代から、対米政策の目標として、朝鮮戦争の休戦協定(一九五三年七月)に代わる平和協定を結ぶことを掲げてきました。ただ、米朝二者による平和協定締結には、韓国が、自国も当事者であるとの立場から反対しています。北朝鮮は、より締結が容易な不可侵条約を提案することで、米国との交渉実現を狙っています。(国際部 豊浦潤一)

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 YOMIURI ONLINE  直近2週間のYOMIURI ONLINE速報記事より